三千院
三千院の起源は延暦年間(782-806年)に天台宗開祖である最澄が、比叡山を開創した際、東塔南谷の山梨の大木に一宇を構え「円融房」と称したことに遡ります。よく知られる「梨本門跡」という別称はその歴史に由来します。

元永元年(1118年)に最雲法親王が入室したことにより、日本国内で二例目となる門跡寺院としての寺院が確立され、その後も後白河天皇の近親や、護良親王が門主に就任し寺院の格が飛躍的に高まりました。

三千院の中核である往生極楽院の創建年代については複数説あり、寺伝では寛和元年(985年)に源信が父母の追善菩提のため、姉の安養尼(願証尼)とともに建立したとされている。

また、往生極楽院には阿弥陀三尊像があんちされており、そのうち須弥壇上に安置されている「木造阿弥陀如来及両脇侍坐像」(国宝、2002年指定)は勢至菩薩像内から発見された墨書銘により、実照が願主となり、久安4年(1148年)に造立されたことが確定している。

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