たった20年、私の人生の話㉞
確かあの時進路室にはもう一人男子生徒がいたはずなのですが、彼はいきなり見知らぬ女子生徒が泣き出したことでたいそう驚いたことでしょう。この場で謝っておきます。ごめんね。まあきっと届かないだろうけど。
そうして泣き出した私は、どうしよう、泣き止まなきゃ、否定された、もう高校生なのにこんな、といったことがぐるぐると頭をめぐって、とりあえずどうにか泣き止まなきゃと思って、気づいたら過呼吸を起こしていました。
後にも先にも、過呼吸を起こしたのはこの時だけです。
過呼吸が起きてからは、泣き止むことはできていませんでしたが頭は妙に冴えていて、「ああ話に聞いていた過呼吸ってこんな感じなのか、参考になるな」なんて考えていました。
気づけば学年主任の先生が来ていて、口に袋をあてられて落ち着くまでそばに居てくれました。あとから聞いた話だと、私は気づきませんでしたが担任の先生も進路室の前で見守っていたそうです。ありがたい話です。
結局、その日はそのまま帰らされました。その後3日ほど喉をからして喋れない期間があったのですが、原因はきっとわんわん泣いたことだったんだろうなと思います。
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