日本において、かつては広く「風葬(ふうそう)」という葬法が用いられた時代がありました。今回投稿する化野(あだしの)念仏寺はかつて風葬地として著名であった場所なんです!
風葬は死体を埋葬せずにさらす葬法(※但し方法は世界で様々)で、野鳥や野獣が食いつくすままにして処理されます。化野(あだしの)一帯はかつて遺骸が野ざらしとなっていたため、これら死者の菩提を弔うためにお寺が建てられました。
今から約1200年前に五智山如来寺として空海によって開創されたその寺は、鎌倉時代には法然によって念仏道場となり、「念仏寺」と改称されました。
現在有名な石塔や石仏の並びは明治中期に地元の人々と協力して並びなおされたもので、それまで石仏は何百年の歳月を経て無縁仏と化し、化野の山野に散乱埋没していたそうです。
そんな人々の善意によって形作られてきた化野念仏寺は紅葉の名所として今では知られています。
ちなみに境内にみられる小石塔は境内付近から出土したもので、室町前後の造刻が多く、平安、鎌倉時代のものも少なくないそう。
拝観料は大人500円、中高生400円、それ以下は無料となっており、境内内には竹林の小径も見ることが出来ます。
以上!
インスタ投稿↓
https://www.instagram.com/p/ClihTJ0LAUZ/?utm_source=ig_web_copy_link
0
0
プロモーション