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過去に書いた小説リメイク その6

スマホが壊れていて時間がよくわからないのであれば、ここが日本かどうか、何時間移動させられたのかという推測がすべて白紙に戻る。

ゆかりにわかるのは「今この場所は大体十二時」「ここはかなり人気がない」と言うことだけだった。

何とかならないものか。人はいないのか。


そう思って周囲を見回したゆかりは何やら見覚えのあるものを見つけた。同時に頭が真っ白になる。


どうして?

どうしてここにこれがあるの?


彼女が見たのは

山だ。普段家から見えているのと同じ山。


どうして?


彼女は気付いてしまった。ここは彼女の家の場所。

そして、、、、






「どうしてここに家がないの?」

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