続きだよん
ーーーーーーーーーーーキリトリ線ーーーーーーーーーー
彼女は当然両親に逆らったし、理系から文学部歴史学科への進学はほぼ不可能であると説いた。
「それに私、歴史あんまり興味ないんだもの」
母親がなんですって、と声を上げ、父親は怒鳴った。
「そんな恩知らずな娘だとは思わなかった。反省するまで離れで謹慎しなさい!」
と言った感じで離れに連れてこられた彼女。
しかし彼女は特にメンタルがやられているわけでも反省しているわけでもなく、物理の本を読んだり、プログラミングをして過ごしていた。そんな生活をしていれば反省しているとみなされるわけがない。両親の怒りはますます募った。
しかも、お手伝いさんの一人が、彼女が工学部あての願書を書いていたことを彼女の両親に告げ口したのだ
「なんて恥知らずな!そんなことするならもう高校も大学も行くんじゃない!」
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