好きな和歌を適当にピックアップして解説していこうかと思います。百人一種が多めかも。
今回はこちら
あをによし 奈良の都は 咲く花の
にほうがごとく 今盛りなり
万葉集の中にある奈良をうたった和歌です。作者は小野老(おののおゆ)。
「あをによし」は奈良にかかる枕詞です。
漢字で書くならば「青丹好し」と書き、その由来は「青丹色(=奈良時代の都の建物によく使われた色)が良い」となるだろうと言われています。
枕詞なので和歌の中では特別な意味は持ちません。
この和歌を、原形を残しつつ意味が分かるように現代語訳すると「奈良の都は、咲く花が美しく映えるように、今が盛りである」となります。
なんとなく通じやすくてきれいな響きですよね。
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