3分間小説:第1話『イケメンの彼氏』

nishidamiyako0120nishidamiyako01202022年3月9日


「ミキの彼氏って、どんな見た目なの?」

友人のアイリに聞かれて、ミキは困った。

なんと説明したら良いのだろう。

「そうだねえ。メガネをしている時は全く格好良くない」

正直、ブサイクに見えることもあるわ。でもね、メガネを外すとイケメンに見えるの。

メガネをしている時と、していない時のギャップが大きいかな」

ミキが答えると、アイリは頷きながら羨ましそうな顔をしていた。

「いいね!イケメンの彼氏って、すごく羨ましい」

「そんなにいいのかな?」

ミキは困惑した顔をしている。アイリは立て続けに言った。

「ギャップ萌えみたいで良いじゃない。そうだ、そうよ」

何かに納得したのか、アイリは三度頷きながらミキにアドバイスをする。

「せっかくなんだからさ。彼氏にはコンタクトにしてもらったら?」

ミキは不思議そうな顔をしていた。

「どうして?私の彼氏、視力は全然悪くないけど」

「え?でも、さっきはメガネをかけたら格好良いって…」

ミキは、アイリが誤解していることに気づいてすぐさま訂正した。

「あっ、そっか。ごめんね。さっきの『メガネをしたら』や『メガネを外したら』は『私が』ってことなの」

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