エッセイ」の検索結果 (21件)

 そうして学年を重ねていき、すっかりその小学校にも馴染んだ小学4年生のころ。私に新しい出会いがありました。


 とあるアニメです。名は伏せます。そのアニメに、数少ない同級生の女の子たちがドはまりしていました。ただ、哀れなことに当時の私にはそのアニメに触れる方法がなかったのです。身近でインターネットに触れることのできるものが母のスマホだけだったためと、田舎故そのアニメもテレビでは放送していなかったためで...


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 付き合ってからは、お互いバイトと学校で忙しかったものの、その合間を縫って会ったりLINEしたりしていました。夜3時頃までLINEしているときも多く、付き合うとは言ってるもののどちらかと言うとこれはカウンセラーだよなとも思っていました。

 当然、夜眠れていないので昼間に眠くなります。また、今まで自分に使えていた時間を彼氏に使うようになったので勉強時間が減りました。

そんなことをしていると、分かりやすく...

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 また、付き合うことになって、女の子らしくするようになりました。そうすれば、彼が喜ぶからです。一人称も、俺から私に変えました。嫌っていたスカートをはくようになりました。動作を、口調を、LINEでのメッセージを可愛らしくしました。また、前述の通り彼に使う時間が増えたので、趣味の時間も減りました。当時は自覚していませんでしたが、私は「好きなものを好きな自分」「文章を書く自分」というものに存在価値を見出...

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 何がきっかけだったかは分かりません。当時の私に分かったのは、母が家を出ていくと言っていることだけでした。私は母についていくと言って、夜に二人で家を出ました。


 そうして、母と父は離婚しました。母は実家に戻り、私も母の実家に身を寄せることとなります。


 母の実家は、山のふもとでした。つまり田舎です。転校先の小学校は、全学年合わせても100人に満たないような規模の学校でした。元々通っていた学校は1学年3...



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 それはさておき。そうして、同級生のその女の子たちが次ハマったのは夢小説でした。


 夢小説というものを知らない人向けにざっくり説明しますと、アニメや漫画のキャラクターと、自分を投影した、あるいは自分で作ったキャラクターで書く恋愛小説です。二次創作の一種ですね。


 それに私は活路を見出しました。なぜなら、それなら有料サイトに登録しなくても見ることができたからです。

 母にお願いしてスマホを貸してもらえる少...



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 そうしてオタクへの道を歩み始めた私は、母のスマホを通じてインターネットの世界に足を踏み入れ、その後順調にVOCALOID楽曲や歌ってみた、ニコニコ動画へもハマっていきました。


 また、この頃から、どうして自分は生きているんだろうと考えるようになりました。ある程度育ったことによって、自分が居ることによって母の負担になっていることを理解し始めたからです。

 同じような感情を抱いていた友人と、「どうして生...


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2,中学時代

 進学した中学校は、地元の、通っていた小学校よりは規模の大きい学校でした。1学年6クラスで、1学年1クラスだった小学校に比べると単純計算6倍ですね。


 少し説明しておくと、私の住んでいた地区には小学校が複数あり、その中には比較的栄えた場所にある大きな小学校が一つと、田舎にある小学校が複数、といった感じでした。私が通っていたのは前述の通り田舎にある小学校でした。だから、通うことになった中学...


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①クラスで浮いた

 まず苦しんだのは、中学校のコミュニティに中々馴染めないことでした。1学年1クラスしかない少人数の小学校には、当然クラス替えというものはありません。6年間同じ面子です。そんな環境下で、私はどうやら「新しい友達を作る力」というものを完全に失っていたらしいのです。しかも、前述の通りその学校は、大きな小学校から来てる子達が多く、すでにある程度のコミュニティが出来上がっていました。小学校か...

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 私は、彼女につられるように遠巻きに見られるように、或いは所謂いじめっ子たちから妙に絡まれるようになりました。と言っても、別に殴られたりとかはしませんでしたし、物を隠されたりとか、服を脱ぐよう強要されたりとかもありませんでした。ただ、私が何かするとクスクスと笑いながら何事かを言うだけ。たったそれだけですが、私にはどうにも心に来ました。

 そうして私は、小学生の時から好きだった物語の世界に逃げるように...

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②部活でも浮いた

 次に苦しんだのは部活でした。


 中学校に入学して、私は吹奏楽部に入りました。ほんとは手芸部かパソコン部に入りたかったんですけど、母に「入るなら運動部か吹奏楽か合唱にしろ」と言われ吹奏楽部に入りました。小学生の頃はピアノも習っていたし、鼓笛隊でグロッケンベルも担当していたし、3,4年生の時に学校行事でやった合奏では鉄琴も担当していました。なにより、音楽というものが嫌いでは無かったので...


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 そして、前述の通り私はクラスで馴染めず浮いていました。件の女の子も吹奏楽に所属しており、部活でも同じことが起きました。


 結局吹奏楽部には馴染めず、けれど馴染む努力をすることもできず、中学二年生に上がった直後に退部しました。退部すると決めてから実際に退部するまでにも色々あったのですが、あまりきちんと覚えていないし詳細を書くつもりもないので、退部にあたってSが随分と背中を押し手伝ってくれたということ...


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③授業中眠ってしまう


 そして何より中学校で苦しんだこと。それは、授業中などに眠ってしまうことでした。


 小学校の時はそんなことなかったのに、授業中に寝てしまうのです。きっと、この頃から過眠症を発症していたのでしょう。実際、過眠症は中学生頃に発症することが多いそうです。


 入学したばかりの頃はまだましでした。でも、数カ月で先生からも生徒たちからも「授業中寝ている子」と認識されるようになりました。何かの学...




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 あと、吹奏楽で同じパーカッションだった当時2年生の先輩が、朝4時まで起きていると言っていたので私も出来ると思ってしまったのも大きかったのでしょう。ちなみにその先輩は志望校進学希望でかつ生徒会にも所属しているすごい人でした。


 結局、授業中眠ってしまうというのは吹奏楽部を退部して、夜の夜更かしが減っても治りませんでした。


 ただ、幸いというかなんというか、私は中学時代は勉強が人並みにはできていたため、...



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 そんな中学生でしたが、自分なりに危機感はあったので提出物だけはきっちり出していました。授業態度は最悪だったんですけどね。

定期テストはそこそこだけど、実力テストは平均以上、授業態度は最悪だけど、提出物はきっち出す。そんな私の評定は五段階評価でオール3でした。


 でも、先述の通り進学校に進むつもりはありませんでした。だからそこまで焦りもありませんでした。

 ただ、地元の高校に進むつもりもありませんでした...


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 そんなことを考えながら、タブレット端末で、県内の通える範囲、かつ私の成績で行ける範囲の高校について調べました。

 とある工業高校が目に入りました。そこには情報科(実際にはその名前ではないのですが、身バレ防止のためにこう書きます)があり、その名前を見てまず惹かれました。次に、実際にやる教科を見てみました。情報技術基礎に、プログラミング。

「なにそれ、おもしろそう」

 そう思いました。また、プログラミング...

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 そうして決めました。「この高校に行こう」。理由は楽しそうだから。真面目に進路を決めていた子達からしたらひっぱたいてやりたくなるような理由ですが、でも私はこの選択に関しては後悔していません。


 余談ですが、そう決めた次の日友人Sにその話をすると、なんとSもほぼ同じ理由でその工業高校を志望していることが分かりました。そうして、Sとは小中高の付き合いになったわけです。


 高校受験に関しては、まあ工業高校で...



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3,高校時代

一年生

入学初日、入学した情報科の教室はシーンと静まり返っていました。初日はほぼ全員が自分の机で一人でお弁当を食べていましたし、空気はお通夜でした。Sと、もう一人同じ中学校からその工業の情報科に入学した女の子と3人で「やばいね」と言い合っていたのを覚えています。


ちなみに、その後とある授業で行った自己紹介である男子生徒がトップバッターとして自己紹介を始め、名乗った後に「好きな食べ物は塩ラ...


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 部活は写真部に入りました。最初はスマホからでいいよと言われていたからです。高校入学と同時にスマートフォンを買い与えられていたので、その条件はクリアしていました。ちなみに結局高校2年生の時にめちゃくちゃ古い一眼レフを2万円ぐらいで買いましたがそれは会社の研修中に落として壊しました。


 また、顧問が写真部と同じだったことから報道委員会にも入りました。私とSと、同じく情報科で同じ中学校の女の子と共に、学...


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 そんな感じで始まった高校生活、友達はあんまりできなかったけど、とあるゲームを通じて一緒に遊ぶ仲間ができたのがすごくうれしくて楽しかったのを覚えています。私にとっての青春はまさしくあそこでした。

 工業高校だったから、専門教科は少し大変だったけどそれさえも楽しかったと記憶しています。


 また、2年生に上がる直前ぐらいに、同級生の数少ない女の子の1人(工業高校は女子生徒が少ないのが特徴の1つです)から誘...


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2年生

 初めて彼氏ができました。テストを全て空欄で出して高校を退学しようとするメンヘラ野郎でした。


 彼は、剣道部を退部して写真部に入った、別の学科の顔の良い男でした。先端恐怖症を自称しており、同じ部活の女の子にシャーペンの先なんかを向けられてからかわれていたのを覚えています。

 彼とは、趣味は合いませんでしたが妙に馬が合いました。気づけばLINEで話すようになりました。話してみると、彼は分かりやすく...


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 秋ごろだったと思います。どんよりとした天気の日でした。バイト帰りにLINEを開くと、彼からメッセージが届いていました。そこには、以下のようなことが書かれていました。

「もう生きているのが辛いから自殺しようと思う。一応お前には伝えておくね」

 それを見て、私は慌ててメッセージを送りました。幸いすぐに既読はついたものの、返事は素っ気ないものでした。


 私は、とにかく待って、考え直して、と言った旨のメッセー...


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