LOADING
花見の起源って? #10


今回はタイルの通り「花見の起源」についてです。


写真は和歌にも登場する京都府の「井出の玉川」。とてもキレイな桜ですが元々花見は桜を見るものではなかったのです。


花見はそもそも奈良時代の貴族が中国から伝来した梅の花を観賞する行事が起源とされています。


花の主役が桜に代わっていったのは平安時代になってからで、嵯峨天皇が弘仁3年(812年)に行った「花宴の節(かえんのせち)」が最初の桜の花見であったと言われています。


その後遣唐使の停止もあり、日本固有の桜が花見の主役になってからは貴族などの上流階級を中心に花見が流行していきます。


庶民の間で花見が流行したのは江戸時代以降で、この時代になると桜の品種改良が盛んにおこなわれるようになります。「ソメイヨシノ」もその一つで、現在の東京都豊島区にあった「染井村」で作られた「吉野桜」が現在の「ソメイヨシノ」です。これは「吉野桜」では奈良県の吉野に咲く山桜と区別がつかないため命名されたといわれています。


以上今回は「花見の起源」についてでした!次回は「紅葉狩り」の起源についてです!乞うご期待!

favorite
chat_bubble 0
プロモーション