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枯山水について #7

今回の写真は東福寺本坊庭園、枯山水の美しい庭園です。龍安寺の石庭なんかも代表的でとても有名ですが皆さんは「枯山水」について説明できますか??


というわけで今回は枯山水についての知識です!


まず、日本の庭園は「池泉庭園」「枯山水」「露地」の三つに分類されます。この内水を使わずに石や砂などで山や川を表現したものを「枯山水」と言います。


ちなみに砂を使って水を表現した庭園は応仁の乱以降に流行したもので、これは戦乱によって池に水を引くコストを捻出するのが難しかったという背景が理由として挙げられます。


そもそも平安時代から見受けられた枯山水ですが鎌倉時代に禅宗が中国より伝来すると本格的に広まるようになります。


なぜ禅の伝来によって枯山水が広まったかというと、かつて寺の長である住持(じゅうじ)の居室である方丈と呼ばれる場所は儀式を行うため清らかな状態、仏教でいう清浄(しょうじょう)が求められました。そのため白砂はその清浄を表すために敷き詰められており、時間の経過でそれが枯山水の庭園に利用され、さらには禅の修行をする場所として利用されるようになったのです。


今回は以上!お付き合いいただきありがとうございました。

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